うつ病の治療法として楽器を演奏する音楽療法というものがあるというので俺はバンド活動を再開した訳だが、バンド活動とドラムという楽器の特性上音楽療法に対してあまり効果が期待されず、むしろ逆効果なんじゃないかと思える部分が多い。まずバンド活動自体日曜バンドとは言え、俺が過去にプロ志向でバンドをやっていたため今のバンドも半分プロ志向なので確実にプレッシャーである。
メンバーは他の掛け持ちしているバンドよりも売れたらプロ志向を考えると言っているが、俺はこのバンド一本なのと元々くそ真面目なたちなのでプレッシャーになっている。
第２にドラムという楽器だが、生音が無駄にでかいため家で気軽に練習出来るような楽器ではなく、スタジオを借りて個人練習に入らなくてはならない。
スタジオを予約、そして腱鞘炎を気にしながら個人練習、というプロセスは考えただけでめんどくさい。
「そろそろ個人練入らないと腕がなまってヤバい」というところまで追い込まれないと俺は個人練に入ろうと思わないし、「個人練の予約を入れる」ということで自分を追い込まないと練習に向かう気にならない。
第３に楽器の性質上メンバーに色々文句を言われやすいし、リズムの要、ひいてはバンドの要となっていることに対するプレッシャーがある。
演奏についてメンバーやらライブハウスに駄目出しされたら結構凹むのである。
もっと心が回復してから始めるべきだったのか？
走り出したら止まらないのがバンド活動である。
そしてバンドミッションの懸案事項が更なるストレスを俺に与える。
ちょっとやそっとじゃ折れない強い心を育みたい今日この頃である。
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